2022年10月23日

飛んで火に入るIKEA日記

↓  ある日のメモ  ↓
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まさか七月、二度目の立川。 

 

前回は仕事で疲れていたし、

 

この休日でなんとか行かねばという気持ちがあったし、なんとなく東京に来たばかりで一人の心細さも相まってとにかく寂しかった印象。

 

しかし今日は心も晴れ。

 

無職だしもうこれはIKEAに行くっきゃない。

 

そんな感じで立川へ向かう。
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=== IKEA – take1 ===

 
土日以外、平日に1日ある休みを利用して行った。

だからなのかなんとなく景色が暗かった。
曇りという天気のせいだけではないと思う。

しかも以前東京に暮らしていたときに一度だけ来たはずのIKEAは
なんとなく前よりくたびれていて、地元の人の姿も多くなっていた。
つまり、憩いの場と化していた。

せっかくIKEAに来たのに感じられなかったIKEA感。

加えて私は故郷を恋しく思い、ここに高校時代の友人ときたら楽しいだろうなと想像した。

 

 





=== IKEA – take2 ===
2回目のIKEAは無職だった。

 

天気も晴れていた。

 

気持ちも前より晴れていた。

 

だから最寄りの駅について、改札前にあったビルに入り、

雑貨を買ったり、

スターバックスのふだんは飲まないアイスコーヒーを買ったりした!

 

今日は、前回の悲しみIKEAで目星をつけた商品があり、

それをふたつ買うために、

事前に選びに選んだキャリーを購入し、持参している。

 

だからIKEAに着く前に、雑貨屋に寄り、コップなどを買ったというわけだ。

 

道中、買ってきたバインミーとアイスコーヒーでベンチ。

 


しかし座ってすぐ、

まさか、スターバックスの、アイスコーヒーを、野原の上に、こぼしてしまう。
いや、こぼしたじゃなく、落としたのでもうドバドバ。
土に還元してしまう。





 

 

 

 



 

 

 

想像だけ、している。

 

 

 

ここまでの道中、

 

ケチケチ飲んでた自分が悔やまれる。

 

 

 

アイスコーヒー一口の単価があがった。

 

 

そしてIKEA。

 

今回はウロウロせず目的の物の場所へ。

それでも色で迷ったりしてけっこう時間がかかってしまったが、

買う。

 





・・・・・・。


ここに載せるだけでも重かった。


なんとかレジはこのまま通せたものの、これを、マイ・キャリーに移しかえて、家まで持って帰らねばならない。

載せるだけでも大変だったことを思うと、近くにいた店員女性に声をかけ、
持参のキャリーにくくりつけるのを手伝ってもらえないか聞くことに。

 

すると母親くらいの年齢の女性店員はテキパキと

「わたくしですと、共倒れになってしまいます!
 あそこに見える、レジの男性に聞いてみてください!」

と言って風のように去った。
店員の口から「共倒れ」、初めて聞く。

そして若い男性店員に手伝ってもらう。

「これ以上はできません」

と言って男性店員も去る。





・・・・?








・・・・・・?





たぶん今から自分のことしか考えられなくなるだろう。

私の目的はこれを買って、家に持ち帰ることなんだから歩き出す。
歩き出したら案外なんとかなるはずだ。



何かどこか見間違いがあるかもしれないと思って、
一度外でもチェック。



・・・え、墓・・・?


==== fin ====


自分の影を見ても引く。 

なにかの寓話にありそう。