2019年4月28日

タピオカ

タピオカの話になる。
くみさんは渋谷でときどきタピオカドリンクを買い、
授業中に飲んでいるそうだ。
教わる側でなく、教える側なのに!!!

「タピオカを飲みながら授業をする先生なんて見たことない。」そう言うと、

「中身見えないから。」とくみさんは言う。
「ホットだから。」とくみさんは言う。

じゃあただ何か不明な飲み物を飲みながら、
何か不明なものを噛んでいる人として
くみさんは教壇に立っている。

あの人何か噛んでる・・・。
何か飲み物を飲んでるのに、
同時に、何か噛んでる・・・。

ぐにぐにしたものを咀嚼しながら教壇に立つ人間。

ガムを噛んでいる人が
コーヒーを飲んでいると想像したときの口の中のなんとも言えない苦味の広がりを感じて
授業に集中できなくなっている生徒を想像する。

いまのところ恐らくくみさんのあだ名は
ガムあるいはグミ先生、
中身が判明し次第、タピオカ先生になる。




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2019年4月22日

幸せすぎる4月

4月、幸せすぎる。

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2019年4月14日

お別れ会症候群

 

友人からメールがくる。
「浜ちゃん、いつまで東京いるの?」

「4月いっぱいですよ」
と返す。

「そっか。もうすぐじゃん。あいてる日曜ある?」
と返事がくる。

「×日ですかね!」
と返す。

「そっか!みんなに声かけてみるね。」
と返事がくる。

それから、気持ちのざわざわが始まる。
どうしよう、みんな、私のために、集まってくれようとしている。
ざわざわが止まらない。

同じ友人から新たにメールがくる。
「俺の夢は浜ちゃんとカラオケに行くことなんだけど、やだ?」

「もちろんいいですよ!

心をこめて歌いますね。」
と返す。

その間も心のざわざわは起こったままだ。
みんな、私のために、
お別れ会を。

どうしよう。

小学1年生のとき、初めて(自分の)誕生日会を開いてもらった。
翌日、学校に行くと、友人たちがゴム飛びをやっていて、
「入れて〜」
とかけよったら、皆が鬼の形相で、
「寛子ちゃん昨日えらそうやったき、入れちゃらん」
と言った。
どうして、ただ誕生日会だっただけなのに。
母が唐揚げやその他皆の喜びそうなものをたくさん用意していたはずなのに。
誰かに命令したり、王様ゲームで自分だけ王様になるなんてこともしていないのに。
そもそも王様ゲームをしていないのに。
「ごめんね」
私はすぐに謝ってゴム飛びに参加した。
だけど今もその違和感や緊張が、コーヒーに入れすぎた砂糖みたいにだらりと残っている。だからだろうか。

自分が中心の何かは
いつも以上に約束のリスクが大きい。
当日の欠席は絶対にゆるされない。

時間が経つごとに、4月、やることが案外多いことにも気づく。
こんな中、果たして私は私のお別れ会に参加することができるのか。
すごい心配が募る。
そんな中、メッセージ性の強い写真展を見たりして情緒が乱れる。
メッセージ性の強い写真展は生や死を深いところまで観察する。
私は、お別れ会を・・・。
みなさんのスケジュールもあるだろうし・・・。

ざわ
  ざわ


メッセージ性の強い写真展を見た夜、友人に電話をかける。
「ちょっと実は今こんなことやあんなことをやってまして、
あとは、やっぱり寂しすぎるから、×日、ごめんなさい、難しそうです。」

「そっかそっか、じゃあやめといた方がいいね。オッケー!」

やさしい。。
なんていい友達をもったんだ、私。

その夜は、なかなか眠れなかった。
メッセージ性の強い写真展を見たことも関係していると思う。

翌日。

断ったお別れ会が
頭の中から離れなくなる。
せっかく企画してくれようとしたものを
本当に断ってよかったのか、質問に質問を重ねる。
スパークリングワインの触れ合う音や
友人たちの必要以上の歓談や笑い声が
頭の中で二日酔いみたいにこだまする。
断ったパーティーは永遠だ。

「そうだ、あの人の夢を叶えると思えばいいんだ」

数日後、私はひらめく。
毎日断ったお別れ会が頭の中で開かれて困っている。

「友人のカラオケの夢を叶える会」

そう思えば俄然、参加の意欲が湧いてきた。
そうだ、友人の夢を叶える会。なんて素敵なんだ。
私は立ち上がりすぐに、友人が声をかけたであろうそのまた友人たちに、
メール、ライン、メッセージ、ありとあらゆる手段を使って連絡をする。
「今週の日曜日、あいてますか」

「それ、浜ちゃんカラオケ、なくなった日やろ」
「日曜、△君からご飯とカラオケ誘われてそして中止との連絡が立て続けであったよ」

「その中止のすべては、私が言い出したことです」

私は中止の中止をここに高く掲げる。
みなさんの予定を、満を持して抑える。

一人の友人はこう教えてくれた。

「△くんから、おすすめのカラオケ屋さんあるかって聞かれたよ」

カラオケ屋まで調べてくれていた。
私はためらいなく、自分を責める。
そうして皆のスケジュールを確認した夜、意を決して、
最初の友人に、電話をかけた。

「私、△さんの夢を叶えたい」

「え、そーなの? いいの?」

「うん、お別れ会じゃないと思ったら、全然大丈夫です」

「え、俺、お別れ会なんて言った?
お別れ会なんてつもりさらさらないよ。まだ二週間もあるじゃん。」

そうか、と思う。

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2019年4月7日

帰省日記/2019年3月

ヒマな日が増えるとすぐ帰省するという癖があり、
仕事がかぽーんとなくなったため例にもれず帰省した。



3月△日
高知についたらすぐ、何か食べる。
これはエスプレッソをかけて食べるやつ、あ、アフォガードだ。


近所のスーパー。天国かと思う。

3月△日

「日曜社」でモーニング。
高知のモーニングの存在は私の中で大きい。

いとこの家へ。
粘土でせっせとおっぱいをつくるいとこ娘を見守る。
これは、おっぱいの出来を確認しているところ。

これは、おっぱいにヘソをプラスして精度を高めているところ。

メガネを粘土で隠してもピアノが弾けるいとこ娘。すごい。


夕飯、みんなでカレーを食べに行った。
なんか海。(左に写っているお父さんらしき人のポーズ)

帰り際、母から電話で
「カレーのテイクアウトしようと思うけど」と言われてポークコルマを頼む。
家に帰ってからまたカレーを食べた。ビールも。暴食。疲れている。

3月△日

オーテピアへ。
プラネタリウムを見た。星座と結婚したいと思った。

本を借りて帰る。
借りたものを見ても、疲れているのがよく分かる。

3月△日

香川へ。エクセレント・ミキに会いに。
「くつわ堂」でモーニング。奥にいるのがエクセレント・ミキ。

くつわ堂のモーニング最高だった。また行きたい。

仏生山温泉では本を読んでいいはずなのに、読んでいるのは私だけだった。
3冊も持ち込んだが、結局1冊しか開かなかった。最高だった。

ロードムービーっぽい。

やはり疲れているのか、
私の写真をとったエクセレントがその写真を見て、
「・・・(SNSには)あげんでおくわな。」と言った。やっぱりそうか。
うどんと、焼き鳥を食べて帰った。

3月△日
高知の、山の上にある本屋へ。

人生には、進まなきゃいけないときがある。

こんな場所でもGoogle map「しばらく、道なりです。」

ついた。

店主の千世さんはかつて高知で開かれた「テキーラ会」で知り合った人。
テキーラの恐ろしさを知らなかった私はその日、
人生で2度しかない恐ろしい目に会い、
千世さん宅のトイレに籠城するという失態を犯しており、
以来、申し訳なさすぎて避け続けていたのだが、
そろそろ時効かと、いよいよ挨拶に行ったというわけ。

本を3冊買って帰る。内2冊は、
『星を撒いた街』(著・上林暁、撰者・山本 善行/夏葉社)
『寺田寅彦 科学者とあたま』(著・寺田寅彦/平凡社)

当地で所縁のある本を手に入れるのって、
すごく贅沢な楽しみだなと思う。

香北にある温泉へ。久しぶりに1円玉をひろう。

夜、ひろめ市場で中高時代の友人と会う。
なにやら同級生が3人もこぞって8歳年下の男性と付き合ったり結婚したりしているそうで、謎の焦りを感じる。





小松のところへ行って、タクシーで帰る。翌日、二日酔い。

3月△日
朝、母とモーニングをしていたら、
なんだか、時間がありそう、ということで、愛媛は道後へ。

泊まったホテルの露天風呂は「バラ風呂」という生花のバラを浮かべた仕様で、
母はしゃべりながらそのバラをちぎっており、その是非についてバラ風呂で話す。

夕食後、アプリゲームに勤しむ母。曰く「つらいけどやってる」

3月△日


朝、ホテルでサービス券をもらった道後の「椿湯」へ。

先に風呂を上がった母に近づくと
「さっき、こちらの方に
浴衣の前が逆ですよって教えていただいた!」
と謎のおばさんを紹介される。会釈する。おばさんも困っていたと思う。


ホテルの部屋の去り際の違い。奥が私で手前が母。

高知に戻って父と会う。
その足で馴染みの公園へ。考えたり書いたり、少しだけ雲梯をしたりする。

3月△日

かつて働いていた病院の院長のところへ。
いつか電話がつながらなかったと言われて電話番号って大事だなと思う。


海へ行って帰る。

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2019年4月2日

1000mを泳ぐ頭の中

吉永小百合さんがプールでは1000m泳ぐ、という話を聞いてから
年下である私が25mや50mで騒いでいてどうすると思い、
プールに行った時はできるだけ
1000m泳ぐようにしています、できるだけ。

仕事が忙しかったせいもあるのですが、
昨年のいつごろからか、利用していたプールがなにやら工事をしていて
泳ぎはとんとご無沙汰していたのですが、
先日、実家の高知に帰った際、帰省したその足で市営プールに行きました。

久しぶりに水泳と1000mに挑む私の頭の中はこんな感じです。
















とにかくこのようにしないと
私は1000mなんて泳ぎきることができません。

 

 

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2019年3月17日

友だちしか伝えられないこと

「トンボいるじゃん。トンボ」
「トンボ?(笑)」
「そう、トンボ(真顔)。トンボの子供はヤゴでしょ。トンボはヤゴからトンボになるでしょ。で、トンボのヤゴの形って全然ちがうじゃん。トンボはこんなに(と言って割り箸をつまむ)細いのに、ヤゴって結構ぶっといでしょう。で、ヤゴって水中にいるんだけどさ、だんだん、羽化が近づくとだんだん、水面に近づくんだって。で、ギリギリまでちかづいてすれすれまできて、陸に登ってから成虫になるんだよ。それでね、トンボの羽、あるでしょ。あれ、実は平らに見えるけど、ちょっと膨らんでるんだって。なかに、シミャクっていう体液がはいってて、ヤゴからトンボになったとき、羽の中に、ヤゴのなかにあった体液を循環させるんだって、それで羽がピンっ!ってなるんだよ。ちゃんと理由が、あるんだよ。すごくない!!!??」
「すごい!」

こんな風にしてマヤちゃんが私に伝えてくれているのは、
-元気が出ないときは、『虫』のことを考えたらいいよ。
ということなのだ。


※ 星や木や花などでも可。



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2019年3月13日

さようなら固定観念

最近「恋愛」のことを考えすぎてるのは
会社ででまぁまぁ大変なことがあった(それはまた別の機会に書く)からだと気づいてからは少し落ちついたけれども、
私は今日も町の一角のカフェで恋愛についての話をする。
公美さんはやたらとNHKオンデマンドで仕入れた情報を揺るぎない自信で語ってくれる。
「500万年後、世界から男性はいなくなる。」
「絶滅危惧種だった***っていう生物の、最後に残ったメスの一匹が急に雄雌同体に変化して6匹子供を産んだの。」
1匹ならまだしも、いきなり6匹ってすごいですね、
という相づちも公美さんには届かない。私は恋人が欲しいんです。
「そんなのいなくていいじゃん、男とか女とか」
-え、それは、友達、ですか?
「どっちだっていいんじゃないの?男でも女でも、パートナーで」
-え、女も?
「うん、どっちでもいいと思ってるよ。はまこ。」
公美さんは私のことをはまこと呼ぶ。私が学生のときから、
すでに公美さんが大ベテランの女優だったころからそう。
「はまこ。固定観念、捨ててこ。」
それでも私は自分の気持ちをなにか伝えなきゃと思う。
「私は、週に1回会えるみたいな恋人が欲しい」
「それ、友達じゃだめなの?」
「でも例えば男の人の家に何度も行ってたらむらむらしてきませんか」
「じゃそれはそれでいいんじゃない?」
「え、体、を?」
「そう、(欲望の)抑制ができないならそれでも」
「でも、女の人はよく体を重ねると情が、、」

「はい!固定観念!!!!!」

・・・・!
・・・固定観念の、鬼!!!

私は今、寝る数十分前なのに睡眠によくないとされる
PCを開いてこれを書いている。固定観念を捨てているからだ。

***
でもあの日、喫茶店で、
公美さんとパートナーになるかも、
と思ったらドキドキしてうまく話せなかった。

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2019年3月3日

2回とか3回とか2人とか3人とか

基本的に好きな人(恋)がいないときがない。
そういう話をすると、ある40代のカメラマン女性から
「それは本当の好きじゃない!一生に好きになるのは2〜3人!」
と言われた。
基本的に人の言うことはそのまま一度は受けとるタイプなので「そうなんだ」と思う。
じゃあ、本当の好きってどんな感じ?(ちなみに私は今34歳)


◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯✖️◯


「一生に好きになるのは2〜3人っていう説をこないだ聞いたんですけど、」

私は今、会社を早退して児玉さんの家にいる。
児玉さんの家は元々奥さんがいて、少し前までは猫もいて、だから広い。
その一室にあるこたつで、私は児玉さんにこないだカメラマンから聞いた説を唱えた。

「そういうん、あるやん」

いつになく大きめの声で、児玉さんは言った。

「そういう、〇〇は何回とか何人とか、
人生にモテ期は3回とかさ、
世の中にそっくりな人が3人いるとか、
そういうんなんかめっちゃ腹立ってんねん」

旬な話題が出せてよかったな〜と私は思った。

「そんなん確証ないやろ。
人生で好きな人が2〜3人て、
10歳で死んだらどうするん」

「やめてくださいそれは」

「そやな」

児玉さんは続ける。

「せやからさ、去年か一昨年か、
いつものメンバーで集まって飲み会があったとき、
モテ期みたいな話になってさ。
俺の番が来たとき『モテ期は1回。生まれてから今まで』って答えたもん」

「・・・。・・・。
 なにそれ、ありなんですか」

「その場でもそうなって、その話終わらせれた」

この人、何かが根深い。
そしてなぜか児玉さんは今も「モテる人」という肩書きを得ている。




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2019年1月21日

1月20日日曜日

1月20日日曜日

目覚ましをかけずに起きて、お風呂の湯をためて入って、
散らかった部屋を片づけたり、昨日取りこんだ洗濯物をたたんだり、
急に煮物をつくったり煮物をつくりはじめてからそうだ煮物って
味しみるのに時間かかるんだったと思い出してまた別の昼食をつくったりしてもう14時とか。
ご飯たべてから少し練習。16時、明日の仕事のため資料を借りに図書館へ。
書棚から厳選した書籍をカウンターにもっていくと図書カードを忘れている。
図書カードを忘れたのですが、と言うと「身分を証明できるものはおもちですか」と聞かれる。いや図書カードを忘れる場合って「財布をまるっと忘れたんです」と言うと「身分証明書があれば借りれるのですが……」と言われる。行きづまる。
すごいスピードで家と図書館を往復することにする。
これだからライブの日は。
ライブ以外のことはなかなか抜けが出る。
ライブ以外のことは。

1月20日(日曜日)下北沢lete ワンマンライブ

夜は家に0時過ぎに帰ってから、片づいた部屋にクイックルワイパーをかけた。
またお風呂に入ってから寝た。2時。

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2019年1月3日

2019年元日日記/すごろくをつくろう

年末、仕事でうかがった先が近所で、
「最近近くに引っ越してきたばかりなんです。」
と言うと、「1月1日、こっちいる?一人?」と聞かれて「はい」と答えると
「一人の人たち集めてすごろく大会するけどくる?」「いきます」
これが、12月の話。

そして迎えた2019年元日。
うかがうのが2度目になるその人(Sさん)のお宅に入ると、
すでにすごろくの土台ができていた。


そうして少しずつ"一人の人"たちが集まり、
Sさんを入れて6名になったところですごろく作りが始まった。
そうだすごろくはまずは作るところからやる。
「なーんでもいいの。」
「現実に、ありえないようなことを書いてね!」
「でも、つまらないのは、ダメ。」
なんでもいいと言いながら、Sさんの注文が多い。
現実にありえなそうで、つまらなくないもの……。

「タイムマシーンに乗ったので、2マスすすむ」

すごろくなのに、日常がじんわりとにじみ出てしまっている。
「〜ので、」と書いてしまうあたり、現実から脱し切れていないと思う。
もっと端的に!

「急に5億もらう」

自分という人間の浅さを知る。
なんなんだ、どうしたらいいんだ。
現実じゃない、つまらなくない、、
大したことない2コマしか書いていないのに、
すごろくスランプに陥る。
できれば新年早々、スランプになんて陥りたくないと思う。
だけど思いつかない。
現実にありえないようなことで、かつ、つまらなくない……、
「Sさん、ここに、止まってる人がいます!」
「なに!?書けない人はどいて!」
私はSさんに押しのけられ、すごろくの外に出されてしまった。
そこは誰もいない、世紀末的な静けさに溢れた世界だった。
盛り上がるすごろくワールドに顔だけ無理矢理ねじ込んで、
私はSさんの書いたコマを見た。


現実がなんなのか、わからない。

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