2018年5月18日

内緒のライブと恒例の同窓会

会社ではKさん(60代男性)にだけ音楽をやっていることを伝えている。
そしてそのことを会社では内密にしてもらっている。

今日、Kさんのデスクで仕事の話をしているとき、
Kさんはおもむろにメモを取り出し、
白い紙の空いたスペースに「5/26」と書いた。

なんですか? と聞くと、
Kさんは口パクで「つぎのらいぶ」と言って、
メモの日付けのあとに「?」と書き加えた。

「ああ!そうですそうです!」
どこで知ったんだろう、
ああこないだ月末とだけ伝えたんだっけなどと思っていると、
「その日、同窓会だった。」
とKさんは言った。

Kさんは65歳を過ぎている。

「それは、大切な用ですね! ぜひお気になさらず行ってきてください!」
と言うと Kさんはメモのさらに空いたところに、
「○○同窓会」と書いた。
同窓会に名称があり、地元から上京した人たちだけで、
年に1回開催されているものらしい。名前までつけて、しぶい。
(毎回300人くらい集まる。)

「ライブ何時から? 同窓会の後、行けそうだったら行くよ」

とKさんは言ってくれた。

「でも、二次会とか、あるんじゃないですか?」

と言うと、

「いっつも同じメンバーだから。」

とKさんは言った。

十数年つづいた同窓会の歴史と重みを感じた。


===
(他にも別の名称の同窓会が3つくらいあり、 それもだいたい同じメンバーらしい。「つまらない、」と言っていた。深い)

※ ちなみに5/26のライブは⇨こちら

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2018年4月29日

わたしを表すもの

大学卒業間近に、就活もロクにしていなかった私が
知り合いの紹介でバイトに入ったのはとある編集プロダクションだった。

勤務初日、
60歳の女ボス・三宅さんは
「あなたを表現するものを何か1つ提出して。」
と言った。
加えて「なんでもいい。」とも。

「音楽をやってる男の子は自分の曲の入ったカセットテープを持ってきたわよ。」

そこで働き始めて、全てのことが見事に初めてで、
怒られるわボス気分屋だわ、
例のものの提出については一度も触れられなかったので、
このまま流せるんじゃないかしめしめ、と思っていた矢先、
「ちょっと、1つ提出してって言ったでしょ!まだ!?」
と怒られた。

近日中の期限をつきつけられ、
私はほぼ徹夜で自分のことが分かるものを制作することになった。

私を表現するもの……。

一体なんだろう。

自分で作った曲もあったがそれが自分を表すとは到底思えなかった。

わたしを表す、もの。

そうだ。

 

私は、私の年表をつくった。

 

私を表現するもの、私を少しでも相手に伝えることができるもの。
それは他ならない、私の歴史である。と考えたからだ。

バイトの終わった後、
夜の3:00頃まで必死で自分の年表を生まれて初めて作った。
明日もバイトである。あまり無理をして明日の仕事に差し障るのは良くないな、と思い、
生まれて初めてのマイ年表は小学校6年までのものとされた。
大事なことは大抵小6までにつまっているのだ。

翌日。

私は細長い年表をまるめて、
初日に面接をしたキッチンで、
丸椅子に座ったボスに差し出した。

「なにこれ?」

と聞かれ、

「私の年表です。」

と答えると、激しく怒られた。

なんでカセットテープはよくて年表はだめなんだ。

OLもやってみたが、
未だにわからない。


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2018年4月18日

はじめて江ノ島水族館にいった(日記)

ここのところ平日は会社で、
土日のどちらかにはライブをしていたので、
なかなか休みらしい休日がなく、
ひさしぶりに先日、お出かけをした。


絵のように見えるハンバーガー


やっぱり絵のように見えるハンバーガー

はじめての江ノ島水族館。
魚が見たかった。



いつもは怒っているフグが普段はとてもかわいいのだと知った。








・・・・・。



「サンタフェ」



高倉辰


こぶしといわし


これ、おしりですか?


とても楽しかった。

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2017年9月3日

権力

ある日、いつもの通勤路を駅まで歩いていると、
とあるごみ捨て場の前を通りすぎた。

ん?

と思う。
ゴミの上にある、緑色のネットに何か紙のようなものがついていた。
あれだ、ゴミを飛ばないように抑える、あるいはカラスよけの、よくある緑色のネット。
近づいて、その紙を見てみた。

網にさわるな
誰がつけたか
判っているのか


と書かれていた。

「わからない」、と思う。誰がこのネット(網)をつけたか、さっぱりわからない。
そして、すごい、と思う。この張り紙は「わかるだろ?」のテイで書かれているから。
すごい自意識だ。

「オレがつけたってわかってるくせによくも網を」、、、

いや、ちがうかもしれない。
自意識じゃないかもしれない。
自信があるのだ。
俺のものは俺のもの、お前のものも俺のものと謳うジャイアンを軽くこえる力があるんだ。
権力に裏付けられた自信。
自信があるなんてもんじゃない。自信がみなぎっている。

もう一度読んでみる

網にさわるな
誰がつけたか
判っているのか

すごいみなぎりだ。

「わかる」に「判る」という漢字をあてはめているところがやはりすごい。
明確にわかる人物でないととてもじゃないけど「判」は使えない。

しかし、どうしてそんな権力のある人が網を気にしているのか。
もしかして家宝なのだろうか。網が。

そして、網をさわったのが「ハト」であった場合、





「判る」まで行ける可能性は少ないが大丈夫か。

そうか、それはとるにたりないことなのか。


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2017年8月27日

7月、山梨、用事はレコーディング

先月、山梨に行ってきました。レコーディングです。




駅の南口で待っていて、と言われていた。
山梨までバスで着いて、降りた広いロータリーが南口だろうと思いこんでいたら逆だった。
こういう迷いのない思い込みってどうしたらいいのか。

今回もレコーディングエンジニアをお願いする玄さんが、駅まで車で迎えに来てくれていた。
まずはお昼ご飯を食べようということになっていて、
「うどんか寿司かカレー、どれがいい?」
と聞かれて、さっきまで「うどん」と思っていたのに口から出たのは「寿司」だった。

寿司屋に向かいながら、玄さんがその店の紹介を運転席からしてくれる。
「よく行くところでさ、息子さんと知り合いなんだけど、
すぐにはお店を継がずに一回違うところで働いて、戻ってきたんだよね。」

しかもその1回働いたというのが寿司屋ではなく、ケータリングを中心に新しい調味料の製造をしたり素材と季節を意識しながらの料理をつくるとかとにかく新しい可能性を感じさせるところだったのが、なおさらいいなと思った。好感。

そうして辿りついた寿司屋は昔ながらの趣で、
美しいツヤのかかった一枚板のカウンターは分厚く、
明るく玄さんと挨拶を交わしている大将の顔からもカウンターの木と同じような重ねてきた年月とこだわりが感じられた。

そこに息子さんらしき人が現れた。
笑顔でしそジュースを持っている。サービス品だ。
飲んだら、すごく美味しかった。
でも、こんな立派なお寿司やさんで、こんな立派なしそジュース、よろしいんですか?

そう思って顔を上げると、息子さんがメガネをかけていることに気づいた。

おしゃれな丸いやつ。

 

おしゃれなメガネをかけている人を見たとき、私は必ず確認することがある。

レンズがついているか、ついてないかだ。

息子さんは、「ない」に該当する人だった。

寿司屋の大将の息子さんのメガネにはレンズがなかった。

つまり、おしゃれだ。

それについての対応も対策もわからず、
顔をふせたところにちょうどお寿司が運ばれてきて、
一口ほおばるとすんごく美味しかった。

美味しい!

と思ってまた顔を上げると、また息子さんの顔があった。

するとそのメガネの、新しいポイントに気づいた。

 

 

針金でできていた。

 

寿司屋の息子さんのレンズのないメガネは、針金でできていた。

 

わたしは寿司に集中することにした。


わたしのしっているところを超えている。

 



【 おまけ 】
山梨の町内放送。さすが盆地。

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2017年8月14日

鎌倉に行くと、誰かに会う。

鎌倉に行ったら、駅前で栗山に会った。

「俺、医者に缶ビール止められてるんだ。」

と言いながら栗山は缶ビールを片手に歩いていた。

読んでいる本の続きを買いに本屋に向かっているというので着いてゆくことにした。
西口の本屋になかったから、東口の本屋へ。

本屋で栗山は3冊もの文庫本を片手に「あった!」と言っていた。
そして「俺さ〜、やっちゃってさ〜!
家にあった1巻を読んで、面白いと思って新しいのを買ったら、どうやらそれが最終巻だったらしくてさ!上杉謙信の親のこと書いた話なんだけど、なんか上杉謙信がもう大人になって活躍してるからさ〜、おかしいなとは思ったんだけどね!それ読んじゃったから、今その間を埋めてるところ!」
と、栗山は本屋で大声で自分の読書の現状を語った。

会計を済ませ、オススメのバーもしまっていたので
わたしのリクエストにより喫茶店に行くことに。

パフェを頼もうとすると、
「パフェなら〇〇(別の店)の方がいい。ここならホットケーキを頼むべきだ。」
と栗山は言った。しかしホットケーキの密度を受け入れる空腹のないわたしはチョコレートパフェを頼む。なおも栗山は隣の席のチョコレートパフェを見て、「クラシックだからやめたほうがいいんじゃない」みたいなことを言っていた。栗山は何にするのかと思えば、季節のパフェを指さしていた。
店員が「お決まりの頃にうかがいます」と言っていたのを忘れたのか、栗山は「すいません!」と声を上げ、それでも気づかれないともう1トーン大きく太い声で「すいませーん!」と叫んだ。
わたしは『仁義なき戦い』を腕が飛んだ序盤のシーンで見るのをやめてしまったが、出てくる男性はみなこんな声で喋ると思う。喫茶店にいるすべての客が、物騒な顔で栗山のことを見ていて、「この人はこれから、桃のパフェを頼もうとしているんです」と言ってあげたかった。

栗山は本屋でも、喫茶店でも、缶ビールを手放すことはなかった。
金属アレルギーの疑いがあり、背中にぽつぽつができているという。
季節が変われば治るといいね。


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2017年5月22日

テレポー定食、ありがとうございました。

2017年5月19日、下北沢lete、
酒井泰明さん(moools)とのツーマンライブ
ありがとうございました!

終演後、帰ったはずの酒井さんから電話があり、
「さいふ、わすれてませんか?」
と言われて会場を探したら財布の入ってないカバンが見つかりました。
(財布は手元にあったそうです。)
カバンの中に入っていた将棋セットで
わたしはこれから将棋の勉強をしようと思っています。

そういえば今回のタイトルの由来を言い忘れてました。
ざっくり言うと、酒井さんの夢の欠片です!

またやりたい、「テレポー定食」。

※ わたしのリハーサル中に将棋を打つ酒井親子。

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2017年5月17日

2017.5.17日記

「そういうときは運動。運動すると
いらない考えが1個1個とれていくよ。」
と言われて
ひさしぶりにプールに行った。

ほんとだ。
いっこ、いっこ、という感じではないが
わたしひたすらフォームや息つぎのことを考えている。
そして本当の気持ちが突然浮かんできた。

「カフェオレが飲みたい。」

コンビニでミックスサンドを買い、
家に帰ったら牛乳がなかったので豆乳オレを飲んだ。



(ところで濡れたままの髪で自転車に乗って風を受けた自然乾燥のほうがブローしたときよりまとまってるってどういうこと?)

2017年5月17日

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2016年11月22日

美人になるために(EYEコンプレックス3)

まさか2012年にもアイプチのことを書いていた。

===2012年12月6日(木)===

昨夜、電話でよっちゃんが開口一番

「ねえ、どうやったら美人になれるが?」

と聞いてきたので、考えず

「自分を美人と思うこと。」

と美人目線の答えを返すと、

「そうか。なるほど。」

純粋で優しい私の友達。

さらに話をすすめると、

よっちゃんは最近見た韓国ドラマのヒロインになりたいらしい。

ひとえ瞼のよっちゃんは

「寝る時だけ、アイプチ(糊を使い強制的に瞼を二重にするグッズ)しようかな・・・」

とつぶやき、

「職場でもしたら?」という私の提案には

「それは恥ずかしくてできん!!!」と猛反発、

最終的に彼女は

「仕事をやめて本格的にがんばる。」

と言った。

事の重要さは本人が決める。


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2016年11月11日

2016/11/10

「ぼく、かけっこで一番だったの。」

と、おんちゃん(5歳)は言う。

「すみれ組はとうやくんで、こすもすはみきちゃん、たんぽこではぼくが一番だった。」

所属しているクラス名らしい。

すみれ、こすもす、たんぽこ。

おんちゃんの組だけ、"たぬき感"がただよう。

「直してほしくないねん。」

と母の敦子さんは微笑む。

tanpoko
◆ 敦子さんの鳥

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