2022年8月28日

HA RI YA MA 2



 

 

 

「いや、あの・・・・・」しどろもどろで説明するとつまり、心の底から針山がほしいけれどもそれは本当に必要だからというだけで、その針山自体に自分なりの創意・手作りは求めない。裁縫はするし嫌いではないけれども、最近ミシンをかけたものといえばカーテン、プリーツの入ったものをほどいてのばしてカーテンテープ(←とても便利)をつけて新しい家の窓に合うサイズにした。手縫いしたものといえばカバンとズボン。どちらもほつれを直した。つまり、ファンシー要素はない。あくまで、実用。現実に必要なものを、ミシンや針や糸をつかってつくる・整える。そして針山を手作りしようという気が、起きない。日常生活でもキャラクターものの登場は僅少だし、どちらかというとシンプルで機能的なものが好きだ。スタイリッシュさは大切。大学時代、女子達が「かわいい〜〜〜!!!!」と言って20名ぐらいが群がった筆箱には興味が皆無だった。


「私の身の周りで、2,000円の針山を買ったのは寛子ちゃんくらいだよ。」

私はそれを名誉ととり、針山を買った。