2022年2月25日

誕生日記

2月23日、誕生日前日。

いつだってわたしをやさしく寝かしてくれる物が、あったように思う。それに気づかなかったというだけで。今気づけているかも分からないけれど、まずは気づいていなかったことに気づいたことが一歩目

ケーキを、母につくった

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2022年2月20日

家と私たち 〜ゆみからの電話①〜

「家を建てるみたいな話あったじゃーん?」

ここのところ、パート終わりのゆみから電話がかかってくる。


"みたいな話"と言うからてっきりなくなったのかな?と思いつつも


「うん。あったね。」


と答える。やさしさ100%。


「そのことなんだけどさ〜〜」


さて、どういう経緯でなくなったのか? ストーリーが始まると前のめりになっていると、


「壁の色で困ってるんだよね!」


なんだよ壁の色かよ。家族で相談してくれよ。


「ほう。」


しかし口先がやさしさ100%。以下、こんな感じ。

「最初はさ〜、白がいいと思ってたんだヨネ! でもさ〜守りに入る気持ち?
みたいなのあるじゃん! そうするとサー、白だとサー、汚れがサー、気になっちゃうと思ったわけ! そうやって考えるとさー、やっぱ、グレーかなって。どう思う?
でもさー、グレーってなんか今時すぎるじゃん! オシャレすぎるっていうかサー!
建築士の人は白がいいんじゃないですかっていうわけ! でもサー、白は汚れがサー、
気になるじゃん!
友だちに話したらサー、白なんて絶対選ばないって言ってサー、
ねえ、どう思う?」

 

――白。白にしなよ。

 

え〜〜! でもさ〜〜!!(以下・同)

 

――白。(私もだいたい同)

 

え〜〜〜! でもサ〜〜〜〜!!(同)

 

――ゆみは白がいいんでしょ! はい! 白! もうやめなよ!ムダな時間使うの!

 

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・わかってくれる?

 

 

 

 

そうして友は、

「やっぱお前、役に立つな。」と言った。

 




 

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2022年2月13日

いとこ娘、プールから上がる

1月某日

いとこと、いとこ娘がプール教室をしているすぐ近くのスタバでお茶をするのがたまの楽しみ。

「多くの人は寛子ちゃんみたいに表現欲があるわけやないきー!」

と言われてなるほど。

プール後、濡れた髪でひょこひょこやってくるいとこ娘を見るのも愛おしくて好き。

しかしいとこ娘、なんだかテンションが低め。
前回も低かった。前回は、なんと足をケガしてしまっていた。
今回も目の前で、おそろしく小声で、口元に手をあて、母親であるいとこに報告する様子もまさしくデジャヴ。心配しながら見守る。

今回は、靴下を片方なくしてしまったらしかった。

ポッケから赤い赤い色の靴下を、ピョロっと出して「ほらね。」といった。その片方が、ないらしい。

「とられたと思う」

年齢にあまり似つかわしくないことを言っていた。

「誰がとるがよ」

というしごく冷静なつっこみの後、

「ポケットも探した? ロッカーも探した? 靴箱もみた?」

ポケモンが見つかりそうなくらい疑い深く質問を投げかけるいとこ。

「この右ポケットにもない?」

と聞かれて「ない」と答える娘。

「100回探した?」

と聞かれて即座に

「100回探した。」

しばらくして

「いや、100回じゃないか。10回かも」

失わない素直、尊し…!

– –

そんないとこandいとこ娘とは、今まで2度、プール後、中華料理屋「紅虎餃子房(私たちは敬愛をこめてベニトラと呼ぶ)」に足を運んでいる。

靴下の答弁がしばらく続き、どうやらまた明日も振替プールで来るらしく、
改めて明日受付で聞いてみるということでひとまず落着。

いとこ娘。今度はモードを変えてしおらしく、

「あ〜 おなかすいた〜」

と言う。かわいい。明らかにベニトラにいざなう目的がだだもれなのに完璧に何気ない素振りを明らかに装ってるところがあまりに露骨でかわいい。

「おなかすいた〜」

誘うような目。

「ベニトラ…?」

すると今度は母のいとこが気を使ってくれて

「今日は言うてないき(行かんで)。」

しかし多分そこは譲りたくないいとこ娘、
ただよう目の先で何かを見つけて、

「あっ! ベニトラ!」

小さな人差し指をまっすぐにして、

「ほら、ベニトラのマークみたいなのもあるし〜」

いとこと二人、指している先へと振り返った。



ベニトラみたいなマークのついたコーヒー豆だった。
その名も「スマトラ」。

ベニトラ、スマトラ、トラトラトラ!2022

今回はスマトラも買わなかったしベニトラにも行かなかったが、強く手を握りあって解散した。靴下が見つかりますように!

 

 

 

(1月下旬追記:見つかった。)

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2022年2月6日

#敬語

いとこ娘は小学校3年生なのにもう敬語を使っているらしい。
私が敬語を使いはじめたのはいつだろう。
中学の受験のときか。
中学校からは部活もあり"先輩"という存在ができたので確実に敬語を使いはじめた気がする。とにかく小学校の私の記憶に"敬語"はない。

 

先生「この答えは、○(まる)でしょうか? ×(ばつ)でしょうか?」

いとこ娘「はい!」

先生「はい、いとこ娘さん!」

いとこ娘「マルーーーーーー!」

先生「もう1回すわってやり直して。」

(いとこ娘、座る。もう一度手をあげる。)

先生「はい、いとこ娘さん!」

いとこ娘「マルです!」

先生「はい、正解!」

 

てな具合らしい。

「○」に対しても「です」を添えて言わなければ、
回答とは認められないくらいに敷かれた敬語のレール。

 「えー! 私、小学生のときなんて
 校長先生に馬乗りになって遊んでたよ!」


と大層驚いている私に、ちょうど通りかかったいとこ夫が


「やっぱり高知は敬語じゃないんだね。」


とまるで敬語の口ぶり。
曰く、"土佐弁には敬語がないらしい"とのことで
関東出身・渋谷生まれのいとこ夫もしっかり小学校入学時からすでに敬語を使っていたそうだ。


 「そんな小1から、どうやって(敬語を)覚えるの?」


 と尋ねると


 「・・・威圧感で。」


 背中を丸めてWiiリモコンに電池をつめながらいとこ夫は言った。





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2022年1月30日

ホーム 2 アローン

鹿児島から戻ってきた、ひとつのきっかけ。

それにしてもフリーターからビジネスマンに転職したいとこ娘(お札・右側)に、
序盤から生涯を通してアスリートだった私(お札・左側)が負けるってどういうこと?

11月28日

いとこの店でおしゃれなリース作りワークショップが開催された日曜日。
その間、いとこの娘(通称:いとこ娘)が一人で留守番のため、
もし遊びに来れたらぜひ!との誘いがあり、
私はこの夏もその機会を狙っていた(けれどコロナでたぶん互いに配慮し声は掛け合わなかった)ので喜び勇んで行った。

5時間ぶっ通しで遊ぶ。

「ああ、遊んだな!」という感じ。

いとこのfacebookを見る限り、
いとこ娘は読書が好きだから私も本を2冊持っていったが、
「5分だけね!」許された読書タイムはわずかだった。
その間、いとこ娘はコジコジ(漫画)を読んでいた。
私は貴重な5分だったのでいとこの本棚から好きな本を拝借して読んだ。

 その他は概ねWii。

 WiiとWiiの間に小さいボード版の人生ゲーム。

 ブルーライトカットのメガネを持ってくればよかった。

 「ひろこちゃん、疲れてるよ。」

 と、一度様子を見にやってきたいとこ夫がいとこに報告し、いとこが家に戻って来てくれて解散。

↑  Wiiでも負けて困っているところ。(奥)

 

==20211128==

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2022年1月28日

(ベルクの展示・フォト公開に合わせて)

NEWS【ベルクの展示フォト】に合わせて

当時、書いていた文章も合わせてアップします。合わせて

 

(さらに…)

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2022年1月23日

鶴、オスとメス



小学3年のいとこ娘がおもむろにポケットからとり出し、そっと私の腕に置いてくれた折り紙。

「こっち(右)がオスで、こっち(左)がメス。」

いつも鶴のオスメスを忘れてしまう私に、やさしく教えてくれる。

そしてこのかわいい折り紙を、どうやら、くれるみたい。

そっと自分のポケットに入れようとすると

「夫婦やきね!」

と言われていっきに緊張が張りつめた。


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(Instagram @aiuiroha

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2022年1月16日

カラオケBOX

《日記》

一昨日。
そういえば高知に戻ってから一度もカラオケBOXに行ってなかった。
東京に暮らしていたころはライブ前など2度以上カラオケBOXを利用していた。
明らかにコンクリート造ではないマンションで、小声&小音で練習をし、カラオケBOXで大声で歌う。一人で。

「広めの部屋があればお願いします。」

2022年1月、高知。
東京にいたときの名残でそうお願いしてみる。

「ちょっと確認してきます。」

と言ってからカウンターを離れた店員さん、戻ってきて、
何かしら大丈夫だったのかそのままレジに部屋番号を打ち込み始めた。

「31番のお部屋です。」

案内されたお部屋がこちらだ。



広い。

これは「広め」なんてものじゃない。

広い。

さすが高知。太平洋に面しているだけある。

東京で「広め」と頼めば本当に広めの部屋があてがわれたが、
高知で広めといえば広い部屋がやってくるのだ。

少々落ち着かなかった。


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2021年12月15日

まとめて抱っこ

↓ ↓ イオンモールはこのようにして歩きます。↓ ↓

(撮影:いとこ)

 


そっと抱いていたいとこ娘をイオンモールの地上に下ろす。
すると今度は手をつなぎながら、いとこ娘がうれしそうに言う。

「パパがね〜、
お姫様抱っこしてくれるで。」

「え〜〜いいな〜〜
 私もやってもらえるかな〜〜」

場末のスナックの中年女性のようなうらやみ方をする私。

一方、そばにいたいとこ(つまりいとこ娘のママ)はすごく驚いて、こう言った。

「え!!あれ、お姫様抱っこと思っちょったが!?
 あれ、プロレスで。」

すごいちがう。
かなしい。

 

 

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2021年12月14日

いとこの予定と新しい単語

「盤石」。

いとこに「いつ会える?」って予定を聞いて返ってきた言葉。

「○月○日は○時から娘の習い事、
 ○月○日の火曜は盤石、
 ○月○日は○時までなら・・(略)・」

・・・盤石。
盤石ってなに。

岩盤浴かヨガかそれに付随する何かか。

とにかくそれはいとこの予定のひとつで、
体によさそうなものだ(多分石を使うから)。

「盤石って何?」

メッセージで聞こうかとも思ったが
なんとなく恥ずかしくも思ってネットで調べた。

ばんじゃく【磐石・盤石】
① 大きな岩。
② 非常に堅固なこと。安定していて、動かないこと。
(スーパー大辞林)

なるほど。
そういうことだったか。
○月○日のいとこの火曜日は、盤石。
非常に堅固で安定していて動かないほど確かなフリータイム。

手元の辞書でも引いてみた。

(新明解 国語辞典 第五版)
ばんじゃく【〈磐石】
巨大で重たく、容易に動かすことのできない岩。

もはや、岩。

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