2025年5月5日

1本の動画が上がるまでの紆余曲折

4月末

世間がGWに入ったとも知らず、
ただ春の陽気に誘われて
ピアノを開き、しかも動画をとってみることにした。
いつか(すごい前に)カバーしたことのある曲を、
改めて歌詞を打ちこみ、コードを調べて
ワードに入力する。
練習もせず、メイクもせず、
ズボンだけ履きかえて
歌った。

・・・・・・・・・

翌日

親戚との電話

親戚との電話2
親戚との電話2-2

親戚との電話3

親戚との電話3-2

親戚との電話4

親戚との電話4-2

親戚との電話5

親戚との電話5-2

親戚との電話5-2

親戚との電話6

親戚との電話6-2

親戚との電話6-3

親戚との電話7

親戚との電話7-2

親戚との電話7-3

親戚との電話7-4



親せきは 

ハハハー!

と笑ったあと

親戚との電話8

親戚との電話8-2

親戚との電話ラスト



end




▽ そんな動画 ▽
「14番目の月」カバー hamaguchihiroko youtube

 

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2025年4月28日

2025年1月東京 [2/2]

ほぼ一度しか会ったことのない人でも、
いなくなったとき、本当にすてきだったなと改めて思う人がいる。

ホテルでは結局夜3:00に寝て、朝8:20のアラームで起きて、
眠過ぎる目と頭と気持ちをなんとかいなしながら荷造り・身支度をする。

諦めかけたがなんとか朝食券を持ってチェックアウト、
期待していなかったが品数の多いラインナップでもっとゆっくり食べたかったと思う。

数種類、残してしまった。

そして葬式に行く。

急におととい、東京に行くことにしたのは、
数回会ったことのあるご婦人が亡くなったからだった。

もう葬式には出ないつもりでいたけれど、
ちょうどその方の話をよくしていたこと、
まだ知らなかったけど亡くなられた日の翌日に足を伸ばすことができない迷い犬を見たりと
悲しいこともあったので、なんとなく、行くことにした。

スーツケースを引きずり電車を乗りかえたりして会場に行くのも気が重く、
タクシーをアプリで呼んだら予定より5分ほど遅れてやってきて、
道も混んだりで電車より大幅に遅く到着してしまった。

〇〇家と書かれた会場の前で降り、
入ろうとすると控室が2階です。と案内された。

すぐ会場に入るものではないらしい。

控え室に荷物を置きに行ったら、すぐ移動になった。

「お茶をください。」

トレーにお椀を載せていたおばちゃんにリクエストすると、
「もう呼ばれましたから。」と断られた。

会場では誰より泣いた。
多分この会場の誰より会った回数は少ないだろう。
出てくる涙を黒色じゃないハンカチでおさえながら声を押しとどめ自分でも若干引いていたが、
韓国には泣き女という職業もあると聞いたしまあいいかと思った。

ところで「南無阿弥陀仏と一緒にご唱和ください」

と僧侶に言われて指示通り言おうとすると、

な〜〜むあ〜〜〜〜みだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぶ

なかなか一定じゃない伸ばし具合で面食らった。
独特なテンポ感に最初から上手に合わせられる人はいるのだろうか。

葬式、初七日の儀式、お棺に花を添え、なんとなくそこで会場を出ることにした。

2階の控室に戻って、配膳のおばちゃんが背中をむけているのを確認後、
テーブルの上にあったポットからお椀にお茶をこっそり入れて飲んだ。
熱かった。

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2025年4月26日

2025年1月東京 [1/2]

いろいろあってほとんど眠れず、

4時頃に一応かけておいたアラームで起きて、
そのまま準備。

飛行機の中でも眠れず、
映画を見ても酔ってしまった。

東京日記 2025年1月

羽田空港

眠気と、車と飛行機の酔いでふらふら国際線ゾーンへ移動し4階へ。
蔦屋書店があったので行ってみる。

エスカレーターを上ってすぐ、
エスカレーター側に沿うようにして小さなテーブルと小さなソファチェアが並んでいる。

少し奥に見える席が空いていたのでひとまずそこに荷物を置いてふらふら。
おしゃれだ。まぶしい。

今の私には無理かも、と思って振り返ると
小さな子供を連れたお父さんが席を探している様子だったので
荷物を置いていた場所に戻り「どうぞ」と荷物をとりつつ席を譲る。

へろへろのせいか席を譲りつつ
「おしゃれすぎて・・・」とつい本音が漏れる。

するとパパから、「オシャレ。」と返しがある。

この、一言で返すのが都会的!と私は思ったのだがどうだろう。

寝不足でしかもメイクもしていないのだがそこは大丈夫か。

結局店内で大きなテーブルのある席を選び直して、
オーツミルクラテとブルーベリーのベーグルでひと息。

それからそこに数時間いる。

お昼頃になってもうそろそろ移動すべきだろうと腰を持ち上げ、
好きなメーカーのペンを一本買って出る。

途中、品川駅で、昔日雇バイトをやった時の弁当で出て大層気に入った弁当を買う。
その道中で京都の寿司フェアみたいなのをやっていて、
そこのえんがわ寿司にするかで迷って3往復した。
でもえんがわ寿司4貫で1,500円は手が伸ばせず、1,300円の弁当をとる。

ホテルへ。
東京に行くことは昨日決まった。
どたばたの中、ホテルもどうするか当日まで予約していなかったが、
結局移動のしやすさより落ち着けそうな町を選んだ。

いつか暮らした目白のホテルはずいぶん古くはなっていたが、
駅に着いた瞬間少し安堵もしてよかった。

目白駅

弁当を食べて、寝る。

海苔弁

夕方に起きるともう日が暮れかけている。
これからどうしようかと思う。
IKEAに行きたかったが新宿に出るのすら面倒に思う。
東京に行く遠さと今いる場所から新宿までの距離を思って、
それで面倒くさいってどうなんだろうと思う。

なんとか、重い腰を上げて新宿へ。
たしか眉毛だけは書いた気がする。

新宿に着いたのは19時前。
IKEAは21時までで、
新宿伊勢丹が20時まで。
と、いうわけで伊勢丹に行く。

途中で無印良品に寄って、
ネイルオイルと洗濯ネットとマスキングテープをひとつずつ買う。
ペットボトルの水も補充する。

伊勢丹では1階を軽くひやかした後、
いつものキッチンコーナーへ直行。
エスカレーターを乗り継ぐ途中に気になった洋服は帰りがけに試着しようと思う。

皿、キャビネット、テーブルクロス、コップ、いろいろ触ったり見たりして
奥の方の鍋やフライパンのあるコーナーに行く。
バーミキュラのフライパンがあるのを知って、そこの店員さんにいろんなことを教えてもらった。
扱っているのはホーローでコーティングしている物だったけど、鉄のフライパンにも活かせそうな情報も聞けて本当に助かった。

その後、木の製品の場所に行って、
木屋の店員さんにもいろんなことを教わった。
宮島しゃもじを買った。

気づいたら閉店時間だった。

20時、そのままIKEAに移動。
あれば買いたいと思っていた額縁は希望サイズのものがなかった。
IKEA新宿店は立川や港北の店と比べ、品揃えの数が絞られているのはもちろん、地下から3階までの間で細かく商品が分けられている。行ったり来たりする。そんなこんなで閉店時間が近づく。
犬へのおもちゃと、用途がよくわからないハンガーと、ドアにかけられるフックとを買う。

もちろんお腹が空いている。
東京の夜は長いと思い込んでいて、行きたい飲食店の閉店時間は調べていなかったが
あと10分で閉店。なんとかテイクアウトで滑り込めないかと電話したが、すでに閉店。

道中にあった中村屋のカレーを食べようかと店まで降りたが、
看板より早く閉店。

飲食店に限って、閉店時間が長いなんてことはないのかもしれないと考えを改める。

行けていたらご飯どころも含めて、
いつものルートだな〜と感じいる。

新宿駅の構内で、フォーを買う。
わりばしに11円払った。わりばしに11円。

ご褒美に、また別の店で300円近くする水素水を買った。滅多に買わないから。

ホテルに戻って、フォーをレンジでチンするのに手こずったり、
レンジに少し汁をこぼしてフロントに電話したり、
フリーの氷カップに氷と水素水を注いだりして夕食を部屋で。

閉店まであと1時間のファミレスで、ウェルカムドリンクが飲めるとのことだったので
飲みに行った。それから親戚と電話。

2/2へ)

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2024年7月7日

七夕{にまつわる、日記

ここのところ、ギターが重い。
昔はこんなに重く感じなかった。
行きはまだ楽だけど、帰り道なんてどうしようもない。

のっけから逸れようもないのに話が逸れたけど、
6月は時々、ギターとともに別の場所に練習に出かけていた。

重く感じるのは、ピアノ用に用意した複数の楽譜(本タイプ含む)が
前側にしょった(?)リュックに入っているからかもしれない。

とにかくそんな状態で、練習の場所へと向かい、数時間後、また同じスタイルで練習場を出る。

重い…。

すると道の右側から、大きな笹を持った2人の女性が
ほがらかに会話しながら歩いてくる。

「笹だ・・・」

私は疲れていることもあって、相手の人たちが明るそうなことも相まって、
話しかけた。

「その笹は、どこから?」

いくらほがらかそうな人でも一瞬表情に翳りがよぎったが、
こちらの意図を解すると再度にこやかな表情をつくり、

「あ、うちの園でいつもお世話になってるお店があって、
 そこの方がくださったんです〜」

幼稚園の二人だった。

(かなわない・・・)

「あ、そうなんですねー!」2倍の笑顔で返しておいた。

 

7月7日(晴れ)

OLの仲間に貸すDVDを準備してる。
(映像の前後に録画されている関係のない番組部分などを秒単位でカット)
すごく幸せ…。

選挙のせいか、VOTEした帰り道、知り合いを3人見かけた。

(( おわり))



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2024年6月23日

フェスティバルに行く

5月5日

ひさびさの寝不足。
いや、一週間前くらいも同じ感じだった。
それは大体、YouTubeの動画を、明日までにUPするぞ!という時。
(しかもその動画がわりとドキュメンタリーチックな時。)

まあスタートが遅いことにすべての根因があるのだが、
今回も構想を一週間前くらいから練り、
3日くらい前から撮影を始めて、何度か撮影を重ね、
それからどのテイクがよいのか寝かせたり起こしたり見つめ直したり。
結果深夜に撮り直そう!と思って深夜2:00に再撮影。
まだ何も終わってないのにお腹がすきすぎたのでビールとお菓子を食べて
なんだか幸せな気分で4:00に寝たのがたしか一昨日の話。
朝は8:00だか何時だかに起きたものの、それはもう眠すぎて朝ごはんを食べて
ソファーにころがる。寝る。郵便局の宅配のノックの音で目が覚める。16:30。
まさか郵便局の人も、私が今まで寝ていたとは思ってないだろう。

寝すぎた。

私は明日、動画をアップしたいのに。
だからその日は23:00近くまでほぼ編集作業をやった気がする。
だから寝たのも3:00とかか。あれ、これが一昨日か?
じゃあその次の日である昨日はどうしたんだっけ。
どこかの合間に久しぶりにアプリの脱出ゲームを始めて
まとめてクリアした数時間ははしょってどこかの日で夜2:00とか3:00まで編集したのが昨日?

大体、わーっとやって、スン、とした時こうして書くから、
自分のことなのに何があったかを書くところから始める。

仮にアプリの日を前日として、その日もたしか夜2:00とか3:00とかまで作業したとして、
徹夜も考えたとして、本当は終わらせたかったけど、
なんとなくあとは明日の午前だけで終われそうな1行程だけ残して寝る。
とにかくそれが昨日。
3〜4時間後、起。朝7:00

それからまた編集をして、
なんとか12:00頃にひと段落。
もう1度さっと見直して、動画をデータに書き出す。

13:00。

そこで思ったことをツイート。



フェスティバル。

たぶん今編集してる動画の反動だ。
ベッドに横になり、
"フェスティバル 東京" で検索する。
2〜3個目に出てきた、"台湾フェス"が目に入り、リンクをクリックする。
知り合いの家の近くでやっていた。せっかくなら誘うか。いや、でも果たして私は今日
出かけるのか? でもフェスティバルに行きたい。とにかく聞いてみることにする。
するとその知人は別にフェスティバルに行くという。「沖縄フェスティバル」。


私たちのやりとり



今までにないほど、動画の書き出しがおわらなかった。
2時間たってもおわらず、ようやくおわったと思っても今度はアップロードがおわらなかった。
でも私は今日、この動画を上げたかったから派手なシャツのままじっと待つ。
そんなこんな、17時には間に合いそうにないことが確実になった頃、ようやく動画のアップロードがおわった。公開前の動画を電車の中で確認する用意だけ加えて、そのまま家を出る。駅までの途中、「ご自由に。」と書かれた段ボール箱に麦わら帽子があったのでいただいていく。せめて沖縄感をUP。しかし思ったより風が強く、帽子は飛ばされそうになるのでつねに押さえておかねばならないし、その風はわりと冷たい、というか、少し寒い。
赤色を基調にした柄シャツを着ているしすべてが恥ずかしくなって、
麦わらは手に持っておくことにする。移動すること約1時間。
17:00にはもちろん間に合わず、なんならその次の18:00のライブ時に到着する。
知り合いからは

[アレーナ会場にいます
 ライブ会場]

というかわいい誤字とマップ
+ バッテリーがやばい というメッセージから応答が止まっていて、
ライブ会場で友を探しつつ一人ライブを見る。

すごい



すごい盛り上がりだ。



私の赤シャツもピンクぐらいに薄まる。





= = = = = = = = = =

ところで寒い行き道でチェックした動画はひとつモザイクをかけ忘れているところがあって、
明日やり直すことにした


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2023年8月13日

ももちゃんの高校

ももちゃんの通っていた高校が、
ちょうど私の住んでいる駅の近くにあるということで、
その駅で集合して、近くでテイクアウトの弁当を買い、
せっかくなのでももちゃんの母校を見るルートで歩き出した。

もちろん私はその学校を知らないから、道はももちゃん任せ。

「たぶん、この道だったと思う。」と言って歩き出したももちゃん。

しかし歩けども歩けども母校、というか学校らしきものさえ見つからない。

さすがにもう出てきてもいいのでは、というくらい歩いて、
おそらくももちゃんの予想していたくらいの位置になったとき、ももちゃんは言った。


「なくなったかな?」

 




私は、ももちゃんの高校はなくなったというより
「たぶん、この道だったと思う」というくらい定かでなかった
その道のルートに原因があると思ったが、

母校を"なくなった"とするそのももちゃんの姿勢を私は"身軽"ととらえて好感をもった。


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2023年8月6日

"天然"

伝え聞いた話なのでなにも確証はないが、

90代の大御所の料理家の方が言っていたところによると、

"天然"という言葉は昔なかったらしい。

 

戦後、誕生した、あるいは使われるようになった言葉なのだそうだ。

 

「じゃあ、天然ってどういう意味なの?」

 

大御所が首をかしげる。

 

・・・

 

大御所が首をかしげていたというその話を聞き、
私は一人、家で調べてみた。



新明解辞書(第五版)
てん・ねん【天然】人工の加わらない自然のままの状態。



じゃあ今度は"自然"を調べてみると、
天然とは比較できないくらいたくさんの項目が顔を並べていた。

 

ふむ。

 




と、大御所の方が目の前にいないのをいいことに、
頭の中でペラペラ喋った。

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2023年8月1日

ある日曜日

ふだん、土曜日や日曜日(いわゆる休日)には予定が入らない限り
出かけることは少ないのだが、今日は珍しく朝起きて「出かけてみよう」
という気になった。


〜〜 表参道にある弁当屋の弁当が食べたい 〜〜


出かけた。

私が表参道に行こうとすると地図からは原宿からの徒歩16分のルートをすすめられる。
前回同じ店に行った時には思いつかなかったが、
今回原宿と聞いて浮かんだのが

THING OF THINGS
コクヨのやってる店。

(これを聞くだけで好きな人にはもう好きなんじゃないかと思う)

たしか、ここは2度目の東京生活の時(今は3度目)できた店で、
数回行き、どの時も好きで、この3度目の東京で行くのは初となる。

正直ドキドキした。

でもやっぱりよかった。

さすが数年ぶりというだけあって、ディスプレイもずいぶん変わっていた。
以前はもっと所狭しと陳列棚や商品の数も多かったように記憶しているけれど、
すごくスッキリとしていた。物も絞られているように見えた。



私のような田舎者はパッと店内を見た時
       「えっ 少ない・・・」と心配になったが、

なんてことはない、よかった。ただよかった。

ひとつひとつも、すべても。





ディスプレイを、雑誌のページみたいにしていて、「やられたーっ!」と思った。
何にやられたのかはよくわからない。
* 横に、番号と商品、金額の表が置いてある。





クリップ詰め放題880円…。
高いのか安いのかわからないけれど、
置かれてあるクリップがどれもきらきらして見えて、なんなら瓶もスペシャルに見えて、
私は一心不乱に詰めた。気づいたら昼ご飯時を過ぎ始めていて、驚いた。
私そんなにクリップを詰めていたのかな。


– – – –

ところで弁当屋とはやや異なる方角に歩いていた。

ここまでとは別の方へ歩を進めると、途中通りかかった
アパートの入り口に看板があった。

「装丁夜話」

実態の分からないまま入ってみた。(もちろん勇気がいった。1〜2回踵を返した)

中では、一文のシンプルな文章の添えられた写真の展示が行われていた。
中央のテーブルになぜか私の愛用している辞書の外箱に同じような
写真が印刷されていて、聞くとそこにいた男性(写真を撮った人)は
その辞書の装丁を長年つとめている人らしかった。

「どうやってこの展示をお知りになったんですか?」

と店の主からたずねられて「看板を見て…」と返した。

辞書の人は「暑い中をわざわざありがとうございました。」と言ってくれた。

また外。

あとは弁当を買って帰った。


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2023年7月23日

スパイスとの距離

Oさんの投げ銭ライブへ行く。

そこでは泡盛を中心とする飲み物や沖縄寄りの料理も楽しむことができ、
居合わせた知人や初対面の人たちとそれぞれ注文した食べ物を分け合ったりした。

Dさんの注文したタコライスにはスパイスやソースが計3種添えられてきて、
なかでも沖縄の胡椒というのはあまり見慣れないものだったので、
テーブルを囲んでいたみんなで回して眺めたり、香りをかいだ。

気づかない方がよいこともあると思いつつ、
今は言いたかったから言った。

「賞味期限きれてる。」

沖縄の胡椒の賞味期限がきれていた。

横に座っていた美女が「スパイスは永遠。」と言い、

「そうだね。」「それを出す、というのがいいなと思って。」

と全面でフォロー。

しばらくしたのち、Dさんがそのビンをもって眺めている。

デザインを見ているのかと思いきや

賞味期限、どこ? とDさん。

「ここですよ。」と指さして教えてあげると、

 

「1年以上きれてる。」

 

とDさんは言った。そしてこうつけ加えた。


「2年未満。」

 

賞味期限切れのスパイスのことを、友達以上恋人未満みたいに表現した。

やさしい。

 




 

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2023年7月16日

カメの名前

ももちゃんはカメを飼っているらしい。

さっき、会うのが2回目・4ヶ月ぶりにも関わらず、
うちのネコの名を覚えてくれていたので、私も意を決して聞いてみた。

「覚えられないかもしれないけど、
 (カメの)名前を聞いてもいい?」

するとももちゃんは「いいよ」とほほえんで「でもたぶん覚えられるよ。」と言って、

それから、

「カメちゃん。」

と言った。


カメちゃん…。


「女の子だから、"ちゃん"でいいよ。」とも言った。

そういえば、さっきネコの名前が出たときにも

「あれ? "ちゃん"だったっけ? "くん"?」とももちゃんは言っていた。

カメの名前に対して、「やる気ないよね〜!」と笑っているももちゃん。

そのあとの敬称については慎重なのだ。

どちらにせよ、やさしい。

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