東京に来て、はじめて魚を食べた気がする。
外とか、弁当とかならあった。
ただ、調理前の魚を買って、家で焼いて食べたのは、この3度目の東京暮らしでは初。
完全には入りきらない大きさのホッケをコンロに入れて焼きながら、
「みんな、元気かな。」
と思った。
高知の人たち。
その時浮かんだのは、

魚屋のおじさんだった。
私に、不慣れな魚の焼き方・煮方などを教えてくれた。
高知のみんな ⇄ 魚屋のおじさん
昨日は近所のクリーニング屋に行って、
ニットのベストを出し、
お店の人に繕ったダーニングを「え!自分でやったの!?」と褒めてもらった。
今日は郵便局でレターパックを買うだけで帰ろうとしたら
「おあずかりします。」とおじぎしたぽっちゃりお兄さんが
「あ、ちがう! ありがとうございました。」とはにかんで笑った。
こうして、また、ここに、みんなが。

( 2023年 6月 )
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ついに映画2巡目が巡ってきている。
こないだは「エターナル・サンシャイン」。
オススメの恋愛映画の特集があると必ずといっていいほど取り上げられているこの映画。
1回目の時(何歳の時に見たんだろう)は何も感じなかったんだけど、
時を経て今見たらすごくよかった。

今日は「アメリカン・スプレンダー」。
すごく昔の日記に走り書きしていた一節や、
シーンシーンを、びっくりするぐらい覚えていた。
例えば"私は過激な革新派よ。"
見るまで気づかなかったけど。
それを思うと、気づかないうちに、私の生活に影響を与えているものはたくさんあるんだろうな。

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どこぞのインタビュー記事を読んで気になっていた映画「なまず」を観た。
私が10代後半・20代前半の頃に観ていたあの頃の邦画みたいな
雰囲気がなんとなく漂っていて、好きだった。
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はじめての撮影。
"公募"というのを初めてした。
集まってくれたのは、私の音楽で私のことを知ってくれた人たちだった。
だから、内一人は、あまりにライブをしないから、会えるなら、ということで
来てくれた。
(よかった!)
まずは、写真を、公開します。
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[photo: 上本里恵]
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昨日の日曜日があけて今日は月曜日。
なんとなく疲れていてそれは昨日YouTube(小芝居)の動画を編集して、
音源のことでエンジニアの方と電話をして、早稲田に移動して
電車の中でも編集して、でもそれはやっぱりよくなくて、
朗読劇を見て、気持ちを冷まそうと2〜3駅先まで歩いて、帰ってまた編集・エッセイ、など。
どれが原因かはわからないけどとにかく。
昨日の日曜日があけて今日は月曜日。
なんとなく疲れている。
疲れているけれども昨日見た朗読会の感想を喋りたくなる。
朗読会に出ていた主役・ゴンザさんに連絡すると奇跡のフリー。
午後、飯田橋で会う。
ゴンザさんは本番後の、
わたしはただ昨日ただいろいろとアップしたという自負の、
二人とも頭がまるで回らず、
たぶん4、5分で終わる話をそれぞれ15分以上かけてした。
一週間の日記をためておけば、
日曜日がきっともっと軽くおわる。
そう思い、風呂でこれを打ち込んでいる。
= = = = =
●曜日
おしりが、かゆい。
人に会って、「最近、どう?」と聞かれたら
「おしりがかゆいです。」と答えてしまいそうなくらいかゆい。
でもそれも数分のこと。
それにしても、体の中でわりとぶあついこの部分。
そこがかゆいなんて、すごいことだ。
何かが、行き渡ってる。すごいゾ!体!
(今 3/24 1:27)
= = = = =
●曜日

火曜日に食べたピザ。
= = = = =
今がいつの自分なのか分からなくなった。
= = = = =
●曜日
映画を2本見る。1本目は「メキシカン」、2本目は「ソルト」。
(どちらも、私が見なさそうな映画だ。)
どちらも、"もうすぐ見放題終了間近の映画"として紹介されていたサブスク上で。
たぶん、私はTSUTAYAではこれを借りては見なかっただろう。
現に見たいものはすでにTSUTAYAで借りて見ているから、おおむね
それ以外のものを見ることになる。
いいことなのか、どうなのか。
あとアンジェリーナ・ジョリーは映画の中でわりと大変な目にあっていることが多いような気がする。
= = = = =

図書館の前の木。
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ひさびさに日記を携帯に打ちこむ。
今日のお天気雨、とてもきれいだった。
しっかり顔を出してる太陽の下でキラキラ雨が降って、
なぜかちゃんと傘をさしてる子づれの夫婦もまぶしかった。
あの雨はまさしく「シャワー」
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Oさんに、「モテる人ってどんな人だと思いますか」
と聞いてみる。このごろ、TVやラジオでモテる人って〜みたいな話を耳にしたのだ。
Oさんの答えは、こう。
「エロいワードを散りばめられる人。」

エロい、ワードを、散りばめる・・・・。

ペロペロ、だけが浮かんだ。
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映画をみにいく。久々の2本立て。いや、2本立ての映画を、
ちゃんと2本ともたてつづけに見たことなんて、あったか? まぁ、とにかく、

1本みたあとの、外のまぶしさよ。 10:00〜のをまず見た。
次の2本目が始まるまで
お昼を、どうしようかと思う。
食べやすそうなサンドのあるドトールに行くが、
いまひとつ気が乗らず、やっぱり映画館に近い、
(そして事実さきほどまで同じスクリーンで同じ映画をみていた人も買っていた)
ケバブ屋を選ぶ。ケバブ350円。
朝の行き道のときからほとんど決まっていた。
その流れでファミマで、アイスカフェラテもふんぱつ。
そして映画館へ戻り、同じ席で、
なるべく次の開演前までにという心意気でケバブをかじりはじめる。
えっ! 映画館のシートでこういうもの食べるのってこんなに楽しいの!
えっ! ケバブとカフェラテってこんなに相性がいいの!
・・・楽しい・・・!
となったところで開演ブザー。
予告編(とはいえ紹介されるのは映画1本)でもむしゃむしゃ。
なんとか食べ切りたかったけど、ケバブは見た目よりボリュームがある。
まだ8割方ある。映画が始まる。その時、気づいた。
えっ ケバブって けっこう におい ある ね
ケバブは、においが、けっこうあるかもしれない。
脳内で、映画館につきものな食べものを思い浮かべる。
ポップコーン、ホットドッグ、ハンバーガー、チュロス・・・
だんとつで、ケバブのにおいが勝つ。
そのケバブを、私は今、映画館で食べている。
すみません。と思う。
映画鑑賞にはあらゆる要素が含まれている。
館内のつくり、シートのすわり心地、スクリーンの大きさ、
温度、スタッフの対応、客のマナー、そして、におい!
「はじめて映画を見たのはハリウッドで、
映画の内容もさることながら、
場内にあふれていたポップコーンの香りを思い出します。」
という架空の60代女性のインタビューが脳内に浮かぶ。
となりのとなりのとなりの席の女性の記憶、
この映画の記憶に、このケバブがついていくのではないか。
すみません。 と思う。それと同時にもう食べきるつもりしかない。
「歩いて数十歩のところにケバブ屋があるから!」
と全力で言い訳を放つ。
においはもう捨てた。気にしてもつらいだけ。
せめて気をつけることのできる音。音に注意!
スクリーンの中では映画が進行中。
列車が走って、ケバブ。
ダンスパーティーで、ケバブ。
大雨が降り出して、ケバブ。
スクリーンの中の激しさと私のケバブが連動中。
そしてあと3〜4口で食べきれそうだという時、
手に違和感。
ケバブが包まれていたのは、
とくにビニール加工の施されていない
シンプルな紙だった。
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スパメッツァおおたか というところに来た。
一般の入館(入浴料)1,100円に
+800円で岩盤浴と本・マンガ1万5,000冊がよめるスペースが手に入る。
どちらかというと入浴よりたくさんの本の喜びがまさる私は
そのスペースで東京リベンジャーズを読んだ。意図せず、
最終回をむかえた。
・・おわっ・・・た?
「あまりに今まで大変なことがいっぱいあったから、
いまひとつ最終回の展開をうまく信じることができない・・・・・・・・・」
と岩盤浴の石の上で考えている。

(2023年・春)
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数メートル先の、
離れたところを
こちらに向かって散歩中の犬。
なぜか私を見るとおすわりをして、
さらにはなぜか伏せの体勢に入った。
・・・・かわいい!
・・・・あんな数メートル先から!
・・・・どうして!
あまりに"従順"を絵に描いたような姿。
私もおさえられずにニヤニヤが止まらない。
近づいても犬の様子は変わらず、50代女性・飼い主もどこかはにかんだご様子。
通りすぎる時、笑顔のまま、思いきって聞いてみた。
「どうして、ふせたんですか〜?」
無視された。
飼い主にも、犬にも。
数秒後、
「***〜!」
なんだか背後で盛り上がり。
ふりむくと、私のうしろに、また別の犬を連れた人間がいた。
犬はその犬を見て、従順な態度を見せていたのだ。
こっちに手をふっていると勘違いして手をふり返すより、
2重・3重の悲しみがそこにはあった。
泣きそうになった
春だからか

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3月14日
最近、
出かけるのが面倒くさい。
どのくらい面倒くさいかというと、
すごくすごく面倒くさい。
仮に楽しみにしている約束があったとしても
当日になると面倒くさくなることもある。
今日は何の約束もなかったけれど、
起きたての天気は曇っていたし、
昨日の段階ではしようと思っていた洗濯もやる気にならず、
出かけることにした。
今日は出かけるまで1時間、とタイトな準備を心がけ、
出発予定の時刻が近づいた時、その時間が1時間早いことに気づいた。
しばらくボーッとした。
– – – –
– – – – –
春、マイルストーン
大学に来ても、母校という感じがしない。
ただ過ごさせてもらった場所。
なつかしい、とか、なじみのある場所でもある。
(それを"母校"というのか?)
友人から ここ行ってみたら? とか、これ浜ちゃんにいいかも
などとススメてもらってピンときたものはすぐ調べるなり
行くようにしている。

今日は村上春樹ライブラリーに来た。
本がいっぱいある。
本がいっぱいあるけれども、
私は入ってすぐのオーディオルームにそれこそ入ってすぐ
腰を下ろす。座ったソファ席のすぐ後ろの本棚に
置かれてあった『村上ソングス』を手にとってパラパラとする。
進むしかない
と思った。


私は今年に入って月に2~3回は大学のあるこの駅に来ている。
※マイルストーン:早大生向けの情報誌。科目やサークル情報を網羅
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撮影前日の夜、出演者のゴンザさん(本井さん)からメールが来る。
“
お疲れ様です。
稽古終わりまして、早稲田で〇〇〇〇行ってきました。
店の前に薪の山!山!
扉開けて、「早稲田で演劇やってる者ですけど、薪を一本いただくことできますか」
自分の子供と言ってもいい位の女子学生がオーナーに確認してくれて
「色々高くなってて、、薪の一本でも難しいです、すみません」
おじさん、食い下がり「いくらで譲ってもらえますか」
女子学生は確認することなく「そういうサービスやってないんですよ」と即答されました。
帰り道、オーナーに確認してきてと言えなかった自分に意気消沈して、
留守電が入っていたので聞いたら、腕時計の修理が1万4000円と言われ、
もろもろあって今家でビールを飲んでいます。
”
小芝居チャンネルを始めた。
1本1本、8割くらいは出演してくれる役者をイメージして台本を書く。
役者によって、そしてその近辺で起こる出来事や自分の体験によって
1本1本が出来上がるからどんなものになるか予想ができない。
日々の中でできていく台本、
そのあとでようやく必要な小道具や衣装が見えて、
できるだけ登場する役者に持ってきてもらう。
(その方がより個性が見えるだろうという考えも何気にある)
今回は薪が必要だった。
その台本を書くまで薪が必要になるなんて思いもしなかった。
出演するゴンザさんに小道具・薪の相談をして、
「そういえばあの店に薪が置いてあった、」という流れからあのメール。

「早稲田で演劇をやってる者ですけど」
扉を開けて、の部分で私の脳内では後光がさしている。
そう言われてみたら私たちは早稲田で演劇を20年近くはやってることになる。
またちがう出演者、たかたん(仗さん)には前日にこうメールした。
「家のシーンは足元も映るかもしれないので、靴下も数枚おねがいします…!」
こう返ってきた。「靴下は黒しかない!」
そんな小芝居チャンネルを、やっています。

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ところでそんな「薪」の登場する小芝居は本日アップです。どうぞよろしく
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2月某日
このところ昼食が15時になる。
そしていっぱい食べてしまう。
夕方、ちょっと寝て、起きて、消費期限が昨日までだったひき肉をなんとかすべく、
ミートソースをつくる。それから、迷ったが、友人の店(ビール屋)に行く。
行ったけど友人は休みだった。そんな日もあるのか。あるか。
その日はアルバイトの子ふたりが店をまわしていた。
ふたりとも喋ったことはあるので相手してくれる。やさしい。
男の子の方が、最近なんかいいことありました?と聞いてくれる。
数秒考える。言う。
「・・・ふたりと、会えたこと!」
聞くと数秒前からニヤニヤしていたらしい。
たぶん思いついた瞬間だ、これ、いいな、と思ってたんだ。
すると、「じゃあ本題に・・・」
と言われて ? となる。
最近いいこと、なんかありました? 改めて聞かれる。

どうしよう。本当にふたりと会えたことな気がする。
あとは今日の夕日がきれいだったとか、そんなところ。
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