2022年5月22日
ゆみからの電話 5月
「オフィスカジュアル」という言葉は嫌いじゃない。
あまりにもどっちつかず。こんなにどっちつかずな用語、ない。
敵対していてもいいはずの2つが同じ用語の中にはめこまれている。
よく分からないけど、嫌いじゃない。
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日記 2022.5.17
オフィスカジュアルを探しに街に行く。
オフィスカジュアルと言ったら大丸だろう。なんとなく。
といっても、私は最近できた、高知大丸の5階、「Luck Rack」に行く。あらゆるブランドやメーカー、高知には店舗のないものまで(!)、正規の80%以上のOFF値段で売られている。
ヒコマロなら、なんか言う。なんちゃらの、なんちゃらや〜!!(お宝系)
そんなテンションで私はここの服を物色している。ババババーッと気になったものをたくさん選んで、
今日は平日の午後、すいているので試着室にこもる。
3着目の服を着たあと、LINEの着信音。ゆみだ。
「戻ってきた?」
東京から戻った連絡をしようと思ってできていなかった。
土曜日に戻ってきたことと、今試着室にいることを伝えると
「その後、どうなったの?」
それも伝えたいし、ゆみの近況も聞きたいから、今週会おうよ、とタンクトップで伝える。
「なんか、冷たくない?」
というゆみには、冷たくないよ!今、試着室なんだよ!と再度伝える。
試着室の中から、
「土曜に戻ってきたよ!」とか「連絡しようと思ってたんだよ!」
とかいう吹き出しが出ているところを想像して会話に集中できない。
せめて試着室らしい会話なら、通りかかった人も納得するかもしれない。
「ねえ、今、タイトスカート履いてるんだけどさ、
これってどうやってパンツとか、中のものを響かないようにできるの?」
「なんか知らねーけど、補正下着とか、あるんじゃねーの? 持ってないけど」
「え、それで、インした上の服も響かなくなるの?」
「そうじゃねーの?」
その後、ゆみが補正下着について放った一言が印象的。
「持ってる人は持ってるらしい。」
向こうでウィンカーの音がする。パート後は自転車に乗ってる時、
休職中の今は車に乗ってる時に電話をかけてくるらしい。
オフィスカジュアル選考に漏れた服
2022.5.17