2022年2月6日
#敬語
いとこ娘は小学校3年生なのにもう敬語を使っているらしい。
私が敬語を使いはじめたのはいつだろう。
中学の受験のときか。
中学校からは部活もあり"先輩"という存在ができたので確実に敬語を使いはじめた気がする。とにかく小学校の私の記憶に"敬語"はない。
先生「この答えは、○(まる)でしょうか? ×(ばつ)でしょうか?」
いとこ娘「はい!」
先生「はい、いとこ娘さん!」
いとこ娘「マルーーーーーー!」
先生「もう1回すわってやり直して。」
(いとこ娘、座る。もう一度手をあげる。)
先生「はい、いとこ娘さん!」
いとこ娘「マルです!」
先生「はい、正解!」
てな具合らしい。
「○」に対しても「です」を添えて言わなければ、
回答とは認められないくらいに敷かれた敬語のレール。
「えー! 私、小学生のときなんて
校長先生に馬乗りになって遊んでたよ!」
と大層驚いている私に、ちょうど通りかかったいとこ夫が
「やっぱり高知は敬語じゃないんだね。」
とまるで敬語の口ぶり。
曰く、"土佐弁には敬語がないらしい"とのことで
関東出身・渋谷生まれのいとこ夫もしっかり小学校入学時からすでに敬語を使っていたそうだ。
「そんな小1から、どうやって(敬語を)覚えるの?」
と尋ねると
「・・・威圧感で。」
背中を丸めてWiiリモコンに電池をつめながらいとこ夫は言った。