2022年1月28日

(ベルクの展示・フォト公開に合わせて)

NEWS【ベルクの展示フォト】に合わせて

当時、書いていた文章も合わせてアップします。合わせて

 


2017年4月25日(火)am7:20

朝。私はこれを新宿のBERGで書いている。

昨今時間があったら寝てしまう私が、こんな朝に新宿にいるのは
ここで開催させていただいた、エッセイ展のおかげだ。

ベルクにはいろんな人がやってくる。
おじさんも、お姉さんも、またその逆も
全部ぜんぶ。

今朝、展示の写真を撮った後、はじめてモーニングミールを頼んだ。
あいにく財布の中に5000円札しかなく、すみません大きいのしかなくて…
と言って差し出すと、店長さんが「いちばん助かります。」と言った。
千円札は多いけれど五千円札は不足しがちらしい。覚えておきます!
と言うと、「これもエッセイになりそうだね。」と言ってくれた。

エッセイは日常にごろごろしている。

面白いこと、うれしいこと、はたまたその逆、いろんなことに
心は動くから。

本当にベルクで展示ができてよかった。

 


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5月 / 4月を振り返る5月に

展示をやると決めて何度も足を運んだ。

この壁に合うエッセイは何か、常に一生懸命考えた。

いつだったか、展示を担当されている迫川さんが
いつも変わらない。いつも新しい。
と店のことをインタビューでおっしゃっていたが、私もそれを体感することになった。

同じ店なのに、同じ日が一度もないのだ。

息をしていた。何もかもが。私の壁のエッセイは店とともにあって、あんなにいきいきとして
だから壁の展示もつくっていたときは「それだけ」のものだったのが、
壁にかざって、すぐに、さらに1日、1時間とたつうちにどんどん息をしはじめ生きはじめた。

あんな輝きがいつまでもつづきますように。

店は今日も明日も生きているだろう。

今、手元に返ってきた元・壁のエッセイにはたぶん誰かの食べたソーセージのはじけた汁がついている。それでいいのだと思う。それでこそ壁のエッセイ。

やっぱり私は生活が愛おしいと思う。