2013年7月4日

2013、春のツアー3日目「美大生」

翌日は、東京に移動する日だった。

さなみが京都駅まで送ってくれた。

※さなみ
 私が母校で実験助手をしていた頃、高3だった生徒。
 私のことを「君」あるいは「hamaguchihiroko.com」と呼ぶ。

京都駅には8時に着いて、
8:30のバスを待っている間、さなみが
「私の知り合った人の中で君が一番ダントツに変。」
と言った。超ビックリした。さなみは美大生だ。
よっぽど美大生の方が!とムキになったが
「最近の美大生なんてかわいいもんよ。」
と若干19歳が言う。

さなみは

帰ってお風呂にも入らないのに、
ファンデーションを鼻の周りにしか塗らないのに、
髪をくくるゴムを薬指にはめているのに、
部屋につけてるカーテンを24時間開けっぱなしにしているのに、
私がヘンってどういうことだ。

「お土産を買ってくるということを覚えたのに?」
「今から乗るバスのチケットをちゃんと忘れず持ってきたのに?」
「多分さなみは、変わってるって言われると思うの他の人から、
 でも私はそうは思わないし、むしろその調子!って思うよ。」

と、私は言った。少なくともカーテンの使い方はさなみより知ってる。

するとさなみは「うん。」と言って、

「私は変わってると思う。hamaguchihiroko.com。
 もっと拍車かけたらいいって思うよ。」

と言うさなみの顔はやっぱり19歳のようなのだった。

 

さなみはいつも回数券を鶴にしてしまう

さなみはいつも回数券を鶴にしてしまう