2023年3月12日
小芝居チャンネル、やってます。
撮影前日の夜、出演者のゴンザさん(本井さん)からメールが来る。
“
お疲れ様です。
稽古終わりまして、早稲田で〇〇〇〇行ってきました。
店の前に薪の山!山!
扉開けて、「早稲田で演劇やってる者ですけど、薪を一本いただくことできますか」
自分の子供と言ってもいい位の女子学生がオーナーに確認してくれて
「色々高くなってて、、薪の一本でも難しいです、すみません」
おじさん、食い下がり「いくらで譲ってもらえますか」
女子学生は確認することなく「そういうサービスやってないんですよ」と即答されました。
帰り道、オーナーに確認してきてと言えなかった自分に意気消沈して、
留守電が入っていたので聞いたら、腕時計の修理が1万4000円と言われ、
もろもろあって今家でビールを飲んでいます。
”
小芝居チャンネルを始めた。
1本1本、8割くらいは出演してくれる役者をイメージして台本を書く。
役者によって、そしてその近辺で起こる出来事や自分の体験によって
1本1本が出来上がるからどんなものになるか予想ができない。
日々の中でできていく台本、
そのあとでようやく必要な小道具や衣装が見えて、
できるだけ登場する役者に持ってきてもらう。
(その方がより個性が見えるだろうという考えも何気にある)
今回は薪が必要だった。
その台本を書くまで薪が必要になるなんて思いもしなかった。
出演するゴンザさんに小道具・薪の相談をして、
「そういえばあの店に薪が置いてあった、」という流れからあのメール。
「早稲田で演劇をやってる者ですけど」
扉を開けて、の部分で私の脳内では後光がさしている。
そう言われてみたら私たちは早稲田で演劇を20年近くはやってることになる。
またちがう出演者、たかたん(仗さん)には前日にこうメールした。
「家のシーンは足元も映るかもしれないので、靴下も数枚おねがいします…!」
こう返ってきた。「靴下は黒しかない!」
そんな小芝居チャンネルを、やっています。
ところでそんな「薪」の登場する小芝居は本日アップです。どうぞよろしく